桜木の独り言

独り言です 

「こんな人もいるんだな~」と思った    昔の話①

新型コロナで労働者の待遇が悪くなっているとの事で、ふと昔の話を思い出した。

まだ自分が20代のころ。今や全国CMも放送している有名な企業で営業職をしていた。ルート兼新規開拓の営業だった。その会社の外面や理念は立派だけど、どこにでもある会社のように当然ながら「会社としての本音と建前」は、だいぶかけ離れていた。色々と面倒臭い社内規定はあるわ、上司は部下の手柄を横取りするわ、などで離職率は高く・・・まあよくあるブラック企業だった。そんな会社に勤めていた時の話。

同僚が退職し、代理でその担当の取引先に訪問したある日のこと。社長が不在だったので、たまたま留守番として事務所にいた社長の奥さんに納品した品を確認してもらい、前任の同僚の事など話を交わしていた。少しすると、奥さんから何気無い一言「でも営業の仕事って、楽でいいよね。外に出れて、しかも話をしてればお金になるんだもん。羨ましいな~」と。 一瞬、目が点になる。当時まだ若かった自分は、「そんな事無いですよ~。ノルマはあるし、安月給だし、残業代出ないし、中には変なお客さんいるし~」と笑いながら否定したのだが、奥さんは「いや、絶対に楽だよ~。だって私は人と話をするのが好きだから、営業職って全然『楽そう』だと思っちゃう」と再び。内心、確かに貴女の旦那さん(社長・経営者)に比べたら、自分たち会社員はどれほどか楽な事でしょう。でも、さすがに営業職の実態を知らなさすぎる・・・。 旦那さん(社長)の外回りの仕事もそんな風に理解しているのかな?と思いながらも「そうですかねえ?ははは・・・」と、に苦笑いをするしか無かったので、早々にその場を営業スマイルで立ち去った。彼女がどの程度、営業職の実態や現場を理解しているかは計り知れない。しかし、鬱になって退職した同僚の事、自分の現在の状況の事など考えると、ほんのちょっとした怒りが沸いた。そして思った。「こんな人もいるんだな~」と。

ちなみに同僚が退職した理由は、上司である係長に新規取引先開拓の手柄を何度も横取りされた為。自分もされたけど・・・。しかも営業部長が役職者の成績維持の為に、それを暗黙に認めているというブラックな会社だったから・・・。まあ、昔の話。

 

徒然なるままに、シナチク

人間生きていると、面白い事や感動した事、嬉しい事や悲しい事、

楽しい事や嫌な事って日々あるよね。

そんなのを徒然なるままに、書いていこうと思う。

過去から現在まで。

ちなみに、見出しの「徒然なるままに、シナチク」は小学生だか

中学生の頃に友人同士で流行った?言葉。意味は特に無し。まあ、

単に原文の「ひぐらし」と似たような単語?だったからかな?

まあ、適当に頑張ります。

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